白いレースの縁取りと網目模様の縫い目が下に垂れ、黒い背景が見える。
縦書きの黒い文字で「いんろやん」と書かれている
扉から白鳥の翼が伸びているイラスト。

障害を抱える青年けんちゃん、18歳。
けんちゃんと出会って、みんな変わった――。

特別支援学校高等部に通うダウン症のけんちゃん(18歳)。言葉をスムーズに発することができず、不可解な言動も多い。癇癪を起しては「気持ちを落ち着かせる部屋」に閉じこもる彼に、どの職員も手を焼いている。

そんな彼と出会った人々――特別支援学校の寄宿舎で臨時職員として働く多田野唯子、校内イベントを取材する地方紙記者・水上悠介、学校の生徒たちが立ち寄るコンビニの店員・七尾光、同じ支援学校に通うことになった女子生徒・若山葉月――それぞれの視点でけんちゃんとの交流を描いた連作小説です(全5編)。

著者こだまは、かつて特別支援学校の臨時職員として三年間働いていた。そこでの経験を下敷きに物語を紡ぎ、けんちゃんという障害のある高校生を魅力的に描く。気づけば読者は、“寄り添う世界”ともまた違う、“あたらしい世界”にいる。

『夫のちんぽが入らない』で衝撃デビューを果たした著者渾身、9年ぶりの初創作小説!

試し読み

作家。私小説『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)でデビュー。同作はNetflix・FODでドラマ化されるなど大きな反響を呼んだ。また、エッセイ集『ここは、おしまいの地』(太田出版)は第34回講談社エッセイ賞を受賞した。その他著書に『いまだ、おしまいの地』『ずっと、おしまいの地』『縁もゆかりもあったのだ』(太田出版)がある。本作『けんちゃん』が著者初の創作小説となる。

二人の女性が窓越しに見ている様子。
翼を広げて飛ぶ白鶴のイラスト

著者プロフィール

こだま

ピンク色のカーテンの窓から雪が降っている風景
こだま note
白地に淡い線で描かれた山並みの風景画

こだまさんが撮影した小説の舞台

書店員さんからの感動の声

山の線画。
木槌と木槌の頭部のアップ
緑色のドアが少し開いている
書店員レビュー一覧

けんちゃんプロモーション動画

メディアで紹介されました

けんちゃん

白いカモと白い翼を持つカモが窓から飛び出しているイラスト。背景はパターン入りの壁紙。右側に縦書きで「けんちゃん!こだま」と書かれている。

扶桑社刊 2026年1月20日発売
定価:1,650円(本体1,500円+税)
ISBN:978-4-594-10179-4
電子書籍版 2026年1月20日発売開始

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